doとbe動詞とhaveは特別な単語で、動詞と助動詞の2つの働きを持っています。
今回は、do[does, did]について説明します。
I do like apples.「私は本当にリンゴが好きです」これは<強調の助動詞do>です。一般動詞の前にdo[does, did]を置くと、「本当に~」「とても~」という意味になり、一般動詞の意味を強調する働きをします。
一般動詞の前には助動詞do[does, did]がいつも隠れていると考えた方がわかりやすいと思います。現れたら意味を強調してしまうから隠れているけれども、疑問文や否定文を作る時には現れる、それが助動詞doなのです。ご存じの様に、助動詞doは主語の前に出ていって疑問文を作り、一般動詞の前にnotと一緒に現れて否定文を作ります。
be動詞や現在完了のhaveが疑問文や否定文を作る場合、doとまったく同じ働きをするのも同じ助動詞の仲間だからです。
疑問文や否定文を作る時に同じ動きをするのが助動詞do、助動詞のbe動詞、助動詞のhaveであって、そう考えれば、be動詞の文と一般動詞の文で、なぜ疑問文や否定文の作り方が違うのか、と考える必要もありません。
次の英文を感覚として覚えといてください。
Mr, Kato, I did do my homework. 「加藤先生、私は本当に宿題をしたんです!」
これは宿題をやったかどうか先生に疑われたときの生徒さんの科白です。